
日本の鍼灸に受け継がれる、身体を診る知恵
日本の伝統鍼灸では、目に見える症状だけではなく、身体全体の状態、気の巡り、季節や日々の暮らしとの関わりを丁寧に捉えてきました。
このドキュメンタリーでは、長い年月をかけて受け継がれてきた日本の鍼灸が、身体に触れ、そのわずかな変化を読み取りながら、人が本来持つ回復する力をどのように支えているのかを描いています。
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丁寧な触診から、身体の微細な変化を読み取る
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気の巡りと全身の調和を整える
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症状だけでなく、その人全体を診る
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不調を整え、再び崩れにくい身体を育てる
気という考え方と、現代における意味
この作品が描くのは、鍼の技術だけではありません。
日本の鍼灸を支えてきたKiの考え方、身体の反応を繊細に感じ取る触覚、そして不調が大きくなる前に身体の変化に気づくという、伝統的な身体観を伝えています。
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気と調和
気の巡りを通して、身体全体のつながりとバランスを捉えます。 -
繊細な触診
脈や腹部、皮膚の緊張などに触れ、言葉だけでは分からない身体の状態を読み取ります。 -
未病を診る考え方
病気だけを対象とするのではなく、まだ症状として明確に現れていない小さな乱れにも目を向けます。


盲人鍼灸師から受け継がれた伝統
日本では江戸時代から長きに渡りに、盲人鍼灸師の方々が、繊細な触覚を生かしながら鍼灸の発展を支えてきた一面があります。


視覚に頼るのではなく、指先から伝わる身体の変化、脈の質、皮膚の緊張、気の滞りを丁寧に感じ取る技術です。
この作品では、その伝統がどのように受け継がれ、現代の日本でも優れた施術として生き続けているのかを紹介します。


受け継がれた知恵を、現代の暮らしへ
現代の生活では、身体は絶えずさまざまな負担を受けています。
ストレス、疲労、睡眠不足、繰り返される緊張によって、身体が発している小さな変化に気づきにくくなることもあります。
日本の伝統鍼灸は、古い技術をそのまま残すものではありません。長く受け継がれてきた知恵を、一人ひとりの今の身体と暮らしに合わせて生かす治療です。
施術を通して目指すのは、次のような変化です。
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血流や身体の働きを整え、回復を支える
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蓄積したストレス、疲労、緊張を和らげる
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身体全体のバランスを取り戻す
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自分の身体の感覚と、回復する力にもう一度気づく


なぜ、この物語を伝えるのか
鍼灸は、鍼や症状、治療の効果を中心に紹介されることが多くあります。
しかし、このドキュメンタリーが描くのは、その目に見える部分だけではありません。施術の背景にある身体の見方や、世代を超えて磨かれ、受け継がれてきた知恵に目を向けています。
この映画は、施術者たちの声、手、そして知識を記録するものです。
日本の鍼灸を知らない方にも、この伝統に触れてもらい、治療とは単に症状を抑えることではなく、身体がすでに伝えている変化に気づき、その意味を理解することでもあると知っていただきたいと考えています。


受け継がれてきた日本の知恵を、現代を生きる人々の健康と回復につなげること。それが、この作品を制作した理由です。

作品について
オリジナル名 The Depth of Japanese Traditional Acupuncture
日本語約、日本の伝統鍼灸、その深さ
2015年日本撮影
盲人鍼灸師から受け継がれてきた系譜、繊細な触覚、気への感覚、そして施術を通して生まれる人と人とのつながりを描いています。
2026年英国ドキュメンタリー映画祭
バルセロナ人権映画祭
Faith in Filmの公式選出作品
2026年 Liverpool Indie Awards ノミネート作品
企画・プロデュース・監修:芝 龍之助
監督:小野寺ゆうき
協力:谷内秀鳳先生