美容鍼灸について
美容鍼灸の歴史
最古の医学書といわれている皇帝内径には、基礎医学、鍼灸の実践的な内容が記載され長寿や、養生法についても書かれています。長寿とは現代でいうアンチエイジングで、健康的に老いるということです。美容鍼灸とは単に顔に美容液や鍼を刺すのではなく、全身の内臓、神経、骨格を整えることにより、心身一如の概念で美しく老いる、または美しくあり続けるということであります。
すなわち、美容鍼灸とは、全身治療であり、顔の症状は足先から頭頂まで全身の変調の表れと捉え、統合的に治療していきます。最近美容に特化した美容鍼灸スパや、クリニックが日本をはじめ欧州でもみられます。テレビや雑誌等で、顔に50本程鍼を多数受けているのを見たことがある方もいると思いますが、鍼を顔面部のみ多数使用することは当院では行いません。
顔面部への施術は、最小のはり数で皮下から血行改善を行い、マイクロトラウマをつくることでコラーゲンの生成を促進し改善を行っていきます。あくまでも顔の刺鍼は広義の美容鍼灸の中に含まれる局所療法であり、最優先事項ではないとします。
 
東洋の伝統医学の思想と理論に基づき、鍼灸を美容目的に用いる。
 
◎ 健康の基礎の上に成立する人間の自然美(健美)を追求する。
◎ 美容を目的とした施術を通じて、健康維持と疾病予防に寄与する。
◎ 日本で独自に確立した刺針技術を用いる。
◎ 品質の高い極細日本製ディスポーザブル針を使用する
全身治療
・ホルモンバランスを整える
・消化器系の機能改善
・自律神経のバランスを整える
・婦人科系症状の改善 (更年期障害、月経前緊張症、生理不順)

 
 
顔への鍼灸
血行改善  
 
鍼を局所にした場合、その場所に無菌炎反応(マイクロトラウマ)と軸索反射がおき、血行が改善されます。組織は微細な破壊を受け、これを修復しようとし、毛細血血管の血行が促進され、これらの血液循環改善作用により、ターンオーバーが促進され肌理が整うことが認められています。

血液の流れが良くなると、肌細胞も栄養されるので、ターンオーバーが円滑に行われ、シワ、シミの改善だけでなく、保湿力の向上やクスミの改善にも効果があります。

また、表情筋にも作用するので、筋肉のポンプ作用が活性化し、リンパの循環もよくなり、クスミ等の原因となる老廃物の除去も行われ、肌の明るさが向上し、化粧のノリのよくなります。

 

刺入するのはわずか数ミリですが、皮膚の中に入る鍼と入らないマッサージではその効果は大きく異なります。それが美容鍼の大きな魅力の一つともいえます。

マイクロトラウマ、ポジティブトラウマ
人間の体は感染せず、シャープにごく浅く切れたものに関しては比較的傷跡を残さずにきれいに治るという組織再生能力がもともとあり、美容鍼灸の皮膚に対しての直接なアプローチでは特にこの作用と理論を応用しています。

美容鍼は非常に細い針を使って無菌的に肌に刺入し、それによって細かく損傷された組織は、それを修復しようとする過程で、コラーゲンやエスラチンの産生が促進されます。
つまり、真皮層に微細な傷(マイクロトラウマ)をつけることで、細胞修復機転を活性化し、コラーゲン、エスラチンを促すと考えられています。
これが肌のハリにつながり、アンチエイジングにつながる、良い意味の傷という意味から「ポジテイブトラウマ」といわれます。
 
 
軸索反射

鍼をすると、刺入した周囲がほんのりと赤くなることあります。 これは局所の血液循環が良くなった証拠ですが、どうして温めてもいないのに赤くなるのでしょうか。

これには、(軸索反射)という反応が関係しています。 知覚神経の末端の受容器が鍼で刺激されると、その刺激は脳に向かって伝達されますが、一部は枝分かれ部分から逆行して、鍼の刺入部位周辺にも伝わります。すると、その神経末端部から『SP』や『CGRP』といった神経伝達物質が出され、その付近の血管や白血球などに働き、血管が拡張し、周囲の血液循環が盛んに行われ、ほんのりと赤くなります。