ピアノの演奏中に突然指がスムーズに動かなくなる時があります。治りますか?

動作特異性ジストニアとも呼ばれるこのジストニアは、体の一部分に起こるもので、多くは酷使から生じます。たとえばゴルファーで手と手首の筋肉に不随意的の痙縮が起きることがあり(イップス)、パッティングがほとんど不可能になります。イップスのためにコントロールが失われると、実際は1メートル弱のパットが4~5メートルになってしまうなど。同様に音楽家、特にコンサートピアニストで、指、手、または腕に奇妙な痙縮が起きて、演奏ができなくなることがあります。管楽器を演奏する音楽家では、口に痙縮が起こることがあります。書痙もジストニアによって起こることがあります。

ジストニア(dystonia)は、中枢神経系の障害による不随意で持続的な筋収縮にかかわる運動障害の総称。姿勢異常や、全身あるいは身体の一部が捻れたり硬直、痙攣といった症状が起きることもあります。

日本神経学会の用語では「ジストニー」と表記されます。

ジストニアは自分の意志とは関係なく筋肉がこわばってしまったり、震えたりする病気で、症状は体全体であったり様々な場所に出てくるという特徴があります。

手にジストニアが出てしまうと、普段はなんともないのに

  • 字を書こうとすると動かない

  • ピアノを弾く時だけ手が動かない

 

など特定の動きの場面で、震えやこわばりが出るという病気で、ピアニスト、ギタリスト、漫画家、書道家、大工など繰り返し精密に手を使う職業の人に多く見られます。

また、頭部にジストニアが出ると

  • 目が開けられない

  • 声が出せないなどの症状も起こりえます。

多くの医療機関では休養を勧めますが、治療のためとはいえ演奏家にとって練習のブランクは損害であると理解しています。特にコンクールを控えた方、音大の受験生たちにとっては、その後の人生を変えてしまうかもしれないほどの大問題です。ですから、できるだけ「練習しながら早期に治す」ことを基本に進めていきます。その為の、イメージトレーニング、紙の鍵盤なども使用してリハビリをしていきます。

治療は中枢神経にたいして、頭皮鍼灸を基本にして+オステオパシー医学の特定の手技を併用することによって改善が見込まれることが多くあります。またコンクール前などのストレスによる軽度の痙攣であれば、鍼灸、指圧、オステオパシー医学で全身のバランスを取ることにより、リラックスして万全な体調で臨むことができます。