以前はりやお灸、その他の治療を受けて悪化した事があり心配です
鍼灸、指圧、オステオパシー医学、その他の伝統医学は経験医学といわれ西洋医学の投薬や手術等に比べ、非常に副作用が少ない治療法です。適応範囲内の疾患であれば、少なくとも効果を感じられなかった事はあっても、悪化することはごくまれだと考えられます。ですが、時により治療後の回復期に当たり一時的に痛みが治療前より強く出る事があり、おそらくそれを悪化したと感じられたのかもしれません。
このような状態を瞑眩といいます。これは好転作用による一時的な症状の増悪で、数時間から数日後に回復することが殆どです。特に外傷、筋骨格系疾患で患部に施術した場合見られることがあります。
 
また、慢性の症状をお持ちの方によくみられるものとして、例えば首の痛みをお持ちで、他の自覚症状がない場合、治療後に首は気にならなくなったものの、今度は今まで感じていなかった腰や足のだるさ違和感を感じ始めることがあります。これは痛みの閾値というもので、身体は生体防衛上一番辛い箇所(一番身体が私たちに気にしてほしい場所)を脳で感じるようにできています。首の症状が治療により、腰や足の痛みの閾値より上がったことで,今度は足腰の違和感を脳で拾っているのです。要は次の治療の段階に来たということです。首の症状で上半身にばかり治療を受けられ、一時改善されてもまた再発するのは、この次の段階の治療に進んでいないことも考えられます。当院はこのような二次的な違和感もなるべく感じないように、首の症状であっても、同時に全身に施術していくことで再発しないお体を目指してきます。
 
初診で初めて東洋医学の治療を受けられる方は、特に筋骨格系の症状の方には、一度その場でお身体全身が相互に共同して四肢を動かしていることを簡単に体験して頂きます。
注 万が一、数日たっても同一の症状が悪化している状態が続いている場合は遠慮なくご連絡下さい。
 
伝統医学治療は本来、職人的な技術の研鑽が必須で、投薬中心の西洋医学と比べ(外科処置を除き)治療する側の技量が大きく効果を左右することは確かです。もし以前の治療で悪化はせずともまったく改善されないと感じたのであれば、鍼灸や指圧が自身に合わなかったのではなく、治療者が患者様の症状、疾患を収めるに足る技術、知識、経験が不足していたからだと考えられます。
 
ですので悪化したと感じた方、改善されなかった方も一度当院の鍼灸治療を受けてからご判断下されば幸いです。